母乳育児トラブルはどんなもの?

母乳育児をするうえで色々なトラブルがおこる場合があります。たとえば乳房にしこりができたといったトラブルなどもあります。この乳房にしこりができてしまう原因には、赤ちゃんの飲み残した母乳が乳腺の一部にたまってしまい蓄積された場合に起こります。また乳口に炎症が起きてしまうとしこりの原因にもなってしまうこともあります。

 

授乳をしているときに乳房を圧迫するブラをしているとしこりの原因になってしまうこともありますので授乳中はゆったりとしたブラジャーをつけるようにしたほうがよいでしょう。乳房のしこりトラブルの予防としては、赤ちゃんにたくさん母乳を飲んでもらうのが一番です。抱き方を変えて、いろいろな角度から飲んでもらいましょう。しこりが消えない場合は母乳外来などで見てもらったほうがよいでしょう。

 

その他にもトラブルとして乳腺炎になってしまう場合もあります。乳腺炎は急性うっ帯乳腺炎と化膿性乳腺炎と2種類あります。急性うっ帯乳腺炎は母乳のうっ帯が原因となり起こります。化膿性乳腺炎の場合は乳腺や乳管が細菌感染をおこしてしまい化膿した状態でおこります。なるべく衛生面に注意して何度も授乳してあげましょう。たとえば、切れたり傷ついたりした乳頭亀裂は細菌感染することがあるため早めに治療したほうがよいでしょう。