母乳が作られる過程
おっぱいの原料は「血液」だということをあなたはご存知でしょうか。お母さんの乳房の中では、基底部から運び込まれた血液が乳腺で乳汁へと作り変えられていきます。それが乳管を通り一旦乳管洞に溜まって赤ちゃんが乳首を吸うことにより乳口から出てくるということなのです。ちなみに、乳腺は汗腺に似たような形をしていて15〜20個ほどあります。
そして、この数には個人差はありません。そのため胸が大きかったり、胸が小さかったりしても母乳がよく出る、または出ないということは関係ありません。胸の大きさはあくまでも脂肪量の違いによるものだといえるでしょう。また、血液から作られた母乳が白色なのはどうしてなのかというと、母乳ができる過程において血液中の栄養分や白血球などは取り込まれるからです。
赤い色の赤血球は母乳ができる過程において取り込まれないためです。赤ちゃんはおなかに要るときから胎盤を通して栄養分をきちんを吸収しています。そして産まれてからはおっぱいから栄養分を吸収しています。そう考えればいい血液を作らなってあげることが赤ちゃんが成長するうえで大切なことだということがわかると思います。