母乳と嗜好品について
母乳と嗜好品についてご紹介したいと思います。授乳中は食事だけでなく、タバコやアルコールなどの嗜好品についても注意が必要となります。ここでは、主な嗜好品とその影響についてご紹介したいと思います。まずは、タバコです。タバコに含まれるニコチンが母乳へと移行してしまい、赤ちゃんに対して悪影響を及ぼす・・・ということは言うまでもないと思います。
実際に、1日10〜20本吸うことで赤ちゃんに中毒症状として下痢や嘔吐、不眠、頻脈、循環器障害というような症状が出ることもあります。いずれにしても、タバコは「百害あって一利なし」ということなので赤ちゃんだけでなく、ママ自身のためにも禁煙をするようにしましょう。それからアルコールですが、アルコールには血行をよくする働きがあります。
そのことから、授乳前に飲めばおっぱいの分泌も多くなる・・・と考えられます。しかし、それはあくまで理論上のことです。実際は、飲酒した直後に授乳することで高濃度のアルコールが赤ちゃんに移行してしまいます。また、大量に飲んでしまったり毎日飲み続けたりすることによって乳児のアルコール中毒症状が現れることもあります。原則的には「禁酒」ですが、どうしても飲みたい場合には、コップ半分ほどにとどめておきましょう。